【AI company】vol.2 株式会社シナモン(後編)
大規模AIラボをベトナムに作った理由

AI companyは、AI・機械学習エンジニアにとって働きがいのある企業を紹介していくシリーズ企画です。

 

日常的に発生する無駄な業務をなくし、人が創造性溢れる仕事に集中できる世界を目指す」をコンセプトに、人工知能に関連するプロダクト開発やコンサルティングを行う株式会社シナモン。同社CEOの平野未来さんに、お話を聞きました。(前編はこちら

 

ベトナムに大規模AIラボを展開する理由

 

- 今回は、エンジニアが働く環境について伺っていきます。海外にも拠点を置かれているとか。詳しく聞かせてください。

 

平野 はい。私たちは人工知能ラボをベトナムのハノイとホーチミンに置いており、今年の夏にはシンガポールと上海、ロンドンにも営業拠点を展開していきたいと考えています。ベトナムでは50名ほどのAIエンジニアが在籍していまして、ベトナムは全て現地のメンバーで運営されています

 

ベトナム・ハノイで実施したインターンシッププログラムに集まった学生たち

 

- ベトナムにラボを構えていらっしゃる理由は?

 

平野 2022年までに「AIエンジニア500名構想」を達成したいと考えています。

今、日本国内にいるAIエンジニアの数は数百名ほどですから、国内で構想を実現するのは難しいでしょう。そこで優秀なエンジニアがどんどん育っているベトナムに着目しました。

 

- ベトナム人エンジニアの採用活動は、日本のそれのように難しくはないのでしょうか。

 

平野 そうですね。ベトナムの最上位大学、日本で喩えるなら東京大学や東京工業大学でコンピュータサイエンスを専攻していた学生のうち、上位5%が当社に入社しています。

また、年間50名ほどのAIエンジニアを採用する仕組みが既にできあがっていて、おそらく1年以内に、年間100~150名のエンジニアが在籍する会社となります。

これは技術責任者の堀田がベトナムのテレビ番組に積極的に出演したり、足かけ5年にわたって採用活動におけるブランディングをしてきたことが功を奏しているからだと思います。

インターンシッププログラムの様子

 

- 開発を進めるにあたり、日越の言葉の壁が支障になることはありませんか。

 

平野 私たちは文法的な手法を使って言語を解析しているのではなく、統計的な手法を使っています。

統計的な手法を使えば数字に置き換えることができますので、ベトナム人が日本語を知っている必要はないんです。そのため、日本語、ベトナム語以外にも英語、中国語などで実績があります。

 

シナモンで働くことで得られる、唯一無二のポジションと経験

 

- 日本国内では採用活動はしておられないのでしょうか。

 

平野 日本でも行っています。当社がベトナムで育てているエンジニアは、元々コンピュータサイエンスを専攻していた「超天才君」(笑)。

その超天才君たちにAIをトレーニングしているので、精度の高いアルゴリズムを作るようなことには長けています。

一方で、彼らを広い視点からマネージできるようなシニアレベルの人材が必要になります

そこで、AIリサーチャーを統括できる人材を日本で採用したいと考えています。AIやエネルギーなどの領域で博士課程を修得しているような方が理想ですね。

 

- 御社にジョインするメリット、もしくはやり甲斐を教えてください。

 

平野 やり甲斐として挙げられるのは、お客様からのダイレクトなリアクションがあるということです。当社が作っているのは、10年後、20年後の世界で必要とされる人工知能ではなく、今目の前で必要とされている人工知能。ですから、お客様の反応をダイレクトに感じることができます。

それから、他のAI開発会社では、エンジニアが数名、多くても十数名の会社がほとんどですが、前述したように、当社では「AIエンジニア500名構想」を掲げています。構想が実現できたら、当社だけで日本全体よりも多くのAIエンジニアを抱えることになりますよね。

Facebook社でさえAIエンジニアは百数十名ですので、世界最大規模の人工知能会社になれると考えており、社員が感じる規模感は他社よりも大きいと思います。

もちろん、質を担保したうえでの人数拡大が前提になりますが、結果的にはエンジニアの数がポテンシャルとなり、アルゴリズムの精度の高さや、展開できるプロダクトの数などにつながっていくでしょう。

AIリサーチャーにしても、ベトナムの優秀なエンジニアを何十年にもわたってマネージしていくポジションですから、エンジニアという職域で、そのようなポストはなかなかないと思います。

そしてもう一点、当社のチーフAIオフィサーである堀田は、ディープラーニングを10年以上前から研究しています。2~3年前にディープラーニングが注目され始めてから研究開発を始めた人とはキャリアが違いますから、近くで働けば学ぶことも多いでしょう。

 

インターンシッププログラムの様子②

 

- 最後に、読者へのメッセージをお願いします。

 

平野 私たちの子ども世代が将来大人になった時、今のような社会、働き方であってほしくないという思いが根底にあります。

当社が今提供しているものは、今すぐ実用化できるような人工知能ですが、一方で20年後の未来を見据えた開発も行っていきたいと思っています。

 

- ありがとうございました!

 

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Posted on 2018年4月5日 in INTERVIEW, 企業・サービス

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