(多鹿 豊 氏:後編)サービスを通じて「幸せな家族を増やす」。技術を磨いて、ユーザーに感動を届ける【AI people】vol.4

インタビュー

AI people、インタビュー第4弾で取材に伺ったエンジニアの多鹿豊(たじか・ゆたか)さん。多鹿さんはオンライン講座のUdemyで「【iOSで機械学習】KerasとCoreMLによる画像分類アプリ作成」というコースを開設されました。(前編はこちら
後編では、現在多鹿さんが取り組んでいるアプリ開発のお話や、勉強法などについて伺いました。

 

サービスに惹かれて入社を決意。「幸せな家族を増やす」お手伝い。

 

- 今回ははじめに、現在多鹿さんが開発されているアプリ、家族限定SNS「ウェルノート」について伺えればと思います。前編でも軽く触れさせていただきましたが、改めてご紹介いただけますか。

 

多鹿 そうですね。私自身、エンジニアでもあると同時にユーザーなんです。画面を見せながらお話しした方がわかりやすいかもしれませんね……、こんな感じで使っています。これが、僕の家族ですね。

 

子どもと、僕ら夫婦と、祖父母と私の姉と……こういうグループで使っています。実家が兵庫県で、両親とも兵庫県にいるのでなかなか会えないのですが、遠方でも孫の様子を共有できます。
家族だけのSNSを作って、写真や動画を見せ合ったりコメントを送り合う。シンプルですが、私自身このサービスがすごくいいなと思ってこの会社に入社したんです。その上で今、開発に携わっていて、自分自身も使っていてさらにいいなと思えるサービスです。

 

- サービスに惹かれて入社されたんですね。

 

多鹿 「幸せな家族を増やす」というコンセプトで6年ほど前に生み出されたサービスなのですが、そのコンセプトは今も一貫していて。社内のメンバーは皆、本当にその助けになりたいという思いで運営しています。
家族内で写真をシェアするとか、同様の機能を持つアプリの中では一番の老舗です。おじいちゃん、おばあちゃんでも使いやすいように意識して作っているものなので、ユーザーさんの喜びが伝わって来ると嬉しいですね。もっともっと、磨きをかけていこうと頑張っています。

 

Core ML によって、iOSエンジニアが機械学習を実装できるように

 

- iOSにおける機械学習の特徴はありますか。

 

多鹿 iOS11でできたCore MLというフレームワークが特徴的ですね。このフレームワークは「予測する部分」だけを扱うので、「学習させる部分」は別で構築する必要があります。ここがうまく切り分けられていることに価値があると思いますね。今まではiOSエンジニアが機械学習のアプリを実装するときには、機械学習の知識をかなり勉強しないと実装ができない部分も多かったんです。
なので、このフレームワークの登場によって、iOSエンジニアが機械学習アプリを作るということに対してのハードルはちょっと下がったんじゃないかなと思っています。

予測と学習が切り分けられたことによって、学習するところは別の機械学習のエンジニアに任せることができるようになったのは大きいですね。

 

Team AIの勉強会は人も言葉も全然違った

 

- 多鹿さんのエンジニアとしてのスキルの磨き方について聞いていきたいと思います。首都大をご卒業されてすぐ、エンジニアとしてのキャリアをスタートされたそうですね。iOSのアプリ開発はいつごろから?

 

多鹿 もともとWeb系のエンジニアでPHPを触ったりしてたんですけれど、この会社に来てからですね、iOSを始めたのは。2年ちょっとくらいですかね。

 

- エンジニアとしての勉強・学習はどんなふうにされてらっしゃいますか。

 

多鹿 業務で取り扱っている範囲は早く吸収できるので、業務内で実際に開発しながら学ぶ、というところは大きいですね。それ以外は書籍やWebからの情報を参考にしています。もちろん、勉強会で得た知識を自分でも試してみることもありますよ。

 

- なるほど。TeamAIの勉強会にも、いらしていただいたんですよね。

 

多鹿 はい、自然言語の回に一度伺いました。その時は割とざっくりとワイワイした感じで、テーマとはそんなに関係ない話も皆さんでたくさんした記憶がありますね。

 

- どうでしたか?

 

多鹿 すごく面白かったです。普段iOSの勉強会にはよく参加するんですが、機械学習系の勉強会ってあまりなくて。集まってくる人も全然違いますし、出てくる言葉も全然違うので、すごく刺激的でしたね。
やっぱりちょっと自分自身の「ケツを叩く」みたいなことをするのは大切ですよね。みんなすごいな、自分ももっとやらないと、と、とても良い刺激をいただきました。

 

- 推薦する書籍があれば紹介をお願いします。お、それは。

 

多鹿 有名なやつですね(笑)。O’REILLYの『ゼロから作るDeep Learning』。

 

『ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装』(O’REILLY)斎藤 康毅 著

 

- どの章辺りがお薦めですか。

 

多鹿 導入が本当に分かりやすくて、特に2章のパーセプトロンのところですね。この辺から全く無知だったので。基礎の基礎がすごく分かりやすかったなと思っています。

 

 

- 多鹿さん自身の今後の目標などがあれば聞かせていただけますか。

 

多鹿 そうですね。課題として明確に掲げていることはこれといってないのですが、直近はこのウェルノートのアプリをもっと多くの人に知っていただいて、使っていただいて、会社の成長に貢献できたらなと思っています。

 

- Udemyの講座は、今も受講できるんですよね?

 

多鹿 はい。このblogを読んだ方でしたら、直接ご連絡いただければ、割引クーポン、発行します。あと、ウェルノートを運営しているウェルスタイルでは、「幸せな家族を増やす」アプリ・ウェルノートの開発を一緒にやってくれるエンジニアの仲間を絶賛募集中です。会社HPの採用ページWantedly、私のFacebookでも結構ですので、お気軽にご連絡いただければと思います。

 

- ありがとうございます! クーポンをご希望の方は多鹿さんのFacebookページまでご連絡ください、ということで(笑)。今日は色々なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

 

多鹿 はい、ありがとうございました。

 

 

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